IvyBridgeおじさんの末路

基本的に5年以上前の型落ちパソコンとスマホ等を弄るブログ

AliexpressからKingSpecのSSDの購入は止めた方が良い

お断り:

この記事の内容は私の実体験であり 日本の代理店が販売しているKingSpec SSDに問題があるとは限らない また、AliexpressのKingSpec SSD Storeは正規代理店と自称するが 私はこれを証明する手段もない

 

オーディオ関連の話じゃないけど誰でも遭遇しそうな案件なので話させて頂く

箱にはMLC/TLCと書いてあった

 

新しく入手したASUS Zenbook UX303LAはハーフサイズのmSATA SSDをサポートしている 買おうとしてらAmazon.co.jpの方が容量が小さかったり値段もたかったので AliexpressからKingSpec half-size mSATA 256GB SSDを購入した 値段も256GBにしては普通の値段だし(日本の方が高いだけ) KingSpecの評判は普通だが悪さをする怪しいメーカーじゃないから買った

一応正規代理店を意識してKingSpec SSD Storeという店で買った、値段は40ドル

KingSpec half-size mSATA 256GB SSD CrystalDiskInfoの情報、211TBのNAND書き込み量があった ベンチマークは普通だった

 

約三週間くらいで品物が到着、早速ノートPCに装着して無事に認識できました が、CrystalDiskInfoの最新版で確認したらなんとこのSSD既に211TBのNAND書き込み量があった(Host総書き込み量も192TBがあった)

このSSDは256GBなので、211TBということは全てのNandCellは既に1000回近く書き換えていたこと King SpecはMLC NANDを使ってることを売りにしていたので(箱にはMLC/TLCと書いていた)

MLCにしても1000~3000回の書き換え寿命なので、211TBじゃいつ壊れてもおかしくない状態になってしまう CrystalDiskInfoの情報によると電源投入回数と利用時間は少ないことからSSDそのものは中古ではなさそうです 一応CrystalDiskMarkも走ってみたが、通常通りのパフォーマンスでした

ReMarkらしき痕跡 Aliexpressで中国メーターの中国生産のSSDを注文したのに何故か台湾から発送される しかも郵便メールボックスからの発送で住所も社名も書いていない怪しさ満点

 

やはりおかしいと思いSSDを外して詳しくみると 何とメモリチップではReMarkらしき痕跡があった チップの型番表示はモヤモヤで薄消えたりところもあった

メーカー表記も見当たらす、S字のようなロゴがあるだけ いままで購入したSSDはMICRON、SAMSUNGTOSHIBA等名が知られたNANDチップを採用するのがほとんど RAMメモリと同様,実際NANDチップを製造しているところも限られてた

台湾のIT/OEM業界の知り合いに聞くと 今になってMLC NANDはSAMSUNGしか作ってないこと、しかも3D製造プロセス(3D NAND) こういう中国無名メーカーは、「洋ゴミ」という欧米の淘汰業務用機器からNANDチップを外して再利用することがよくある

サーバーなどの起動ドライブに酷使された物も多く、2D MLCの年代を考えると書き込み量が211TBでもありえる

もう一つはQCで淘汰されたNANDチップを再検査して
不良ブロックをコントローラーICでマークし使わせないようにして 残りの正常部分を売り出す、MLCなのに256GBではなく240GBとかはこの類

一応この手の物はまだ良心的らしい 2D MLCがどこでも生産が終了して、検査落ち品は何れなくなるので今回のような中古NANDチップの出番となる

購入したAliexpressのKingSpec SSD Store 店の情報表示 直ぐクレームしたが、既読すら付かない様子

 

もちろん、すぐに販売店に連絡したが、四日を経過した今は返事もなし、メッセージは既読すらつかない 同じスペックのHalf-size mSTAT 256GB SSDは日本アマゾンにも売っていて 見た目の回路構成は若干違うが同じメーカーということで 真相が判明する前に、KingSpecのSSDの購入を控えるようにお勧めします 以上です