IvyBridgeおじさんの末路

基本的に5年以上前の型落ちパソコンとスマホ等を弄るブログ

IvyBridgeおじさん、八年ぶりにCPUクーラーを交換する

最近、おじさんのパソコンは熱い(物理)!

i7-3770KのメインPCはホームサーバー兼用で待機時でも70度が出る

重い作業をすると100度も超えることがあった

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普段利用時も70度越えてやばいです

購入当時はKシリーズCPUとZシリーズマザーを買ったのにあまりOCする気がない変なおじさんです
確かにあの時はD論執筆中で、OCのせいで論文が飛んだら元も子もないのでしていなかった

 

以前何度もCPUグリスを塗り替えてもなかなか60度を切らないのこと
(一度だけ歯磨き粉でグリス代用したのは秘密)
今まではIntel純正の貧弱CPUクーラーを使ってたと思い
安定性と性能アップ(OC)も兼ねて交換に踏み切った

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Intel純正貧弱CPUクーラー

8年ぶりというのは正確にメインPCのCPUクーラーですね
Raspberry PIとノートPCの修理等は何回か交換したのはノーカウント
LGA1155のCPUクーラーを交換するのは確かに凄く久しぶり

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Deepcool Gammaxx 400 cpuクーラー

買ったのDeepcool Gammaxx 400 cpuクーラー、アマゾンで2180円で売っていた
評判が凄く良かったらしく、レビューを読んでいた所同じくi7-3770Kを使っている人が居て購入を決めた

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12cmのファンとヒートシンクで結構デカかった

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Intel純正貧弱CPUクーラーと比べると4倍くらい大きい

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ヒートシンク

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付属金具

Intel/AMDほぼ全機種サポートなので色々取付金具がついている、一番左金属ワイヤのはファンをヒートシンクに固定する金具、最初から付けてるので紛失時の予備だろう
LGA1150/1151用の金具は僕が本体に付けてある
他にはLGA2011-3/AMD用の金具らしいので将来使うかもしれないので保存

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付属CPUグリス、約一回分

いざ交換しようとしたらおじさんはCPUグリスが必要と思いだした
一応持ってるだが探すのは面倒くさいと思った時になんとグリスは付属されていた
熱伝導率は分からないがとりあえず使う

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付属グリスを塗る

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CPUクーラーが大きい

 CPUクーラーが大きいのでとりあえずメモリを抜けた

ここからは地獄一丁目、四つのピンをクーラー固定の穴に入れてから
ピンを押して回せば完成ということだがおじさんは何回も失敗してピンの先端が曲がった

実際Intel純正貧弱クーラーのピンも二本曲がっていてこのせいで温度が高いと思う

おじさんはパソコン1000台以上修理したと自負するが手先の器用さは20代に及ばず結構苦労してた
ようやく装着したあとニヤニヤしていたが無事に起動できた

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電源入れると青い光を放つCPUクーラー

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起動直後の温度、CPU利用率は20%で温度は38度

上の写真は起動直後でCPU温度は38度(利用率23%)、待機時はだいたい30度以下
新しいCPUクーラーはとても静かで待機でもフルパワーでも音があまり変わらなかった
Intel貧弱クーラーは負荷時、悲鳴を上げるように五月蠅かったがこいつは静かでした

こんだけ静か+温度が低いとオーバークロックでもしてIvyBridgeでもうちょっと頑張ってみようかな

実際にやってみた

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i7-3770K 4.0GHz 100%負荷時温度

まずは倍率をx40にして4.0GHzにオーバークロックする

これでブーストの時は4.6GHzくらいになる

Cinebench R15を走らせてもCPUが56度で余裕だった

いままで待機でも70度越えるのは何だったのか

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4.0GHz OC時のCPU-Zとタスクマネージャー、TBスピードは4.56GHz

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Cinebench R15とInSpectreというアプリ

しかしCinebench R15を走ってみたら671cb
OCしてあるのにi7-3770とあまり変わらなかった

そしておじさんは思い出した、IntelのCPU脆弱性を修正するために多くのパフォーマンスを犠牲したこと

InSpectreというアプリはあえてMeltdownとSpectreの脆弱性パッチを無効化するアプリ無効化して大丈夫かよと思う人もいるがおじさんが言うのは個人ユーザー「ほぼ問題ない」

こういう脆弱性は大体Intelのパイプライン処理における分岐予測アルゴリズムとキャッシュの特性を利用して他のプロセスがアクセスメモリ内容を推測するものに過ぎない
難しい省くが、大体攻撃が受けられる条件はNative Complier(Visual C++等)でコンパイルした悪意プログラムを起動して、MeltdownとSpectre攻撃ができるようになる

つまり、ウイルスを自分から起動することと意味する

Exeファイルを起動したらメモリ内容のところか基本的にやりたい放題じゃないか
別にMeltdownとSpectreをパッチしなくてもウイルスを起動してしまったら終わり
パッチによるCPUパフォーマンスの低下は意味がない

ちなみに、ウェブで走るJavaScriptPythonなどのスクリプト言語は実行効率はNative C++と桁違いなのでこの手の攻撃はそもそも不可能なので問題ない

サーバー等マルチユーザーの環境では確かにリスクはあるだが説明を割愛
とりあえずInSpectreを使ってパッチを無効化した

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パッチを無効化したらスコアは30cbも増えた

パッチを無効化したら701cbとなった、しかしこれでも標準的なi7-3770Kのスコアである
おかしいなOCしてあるのに701cbはちょっと遅い
もしかしたらWindows10が他のCPUパッチをやってるかもしれないので見つけ次第駆除する
まあ100%負荷時のCPU温度は60度を切るので、もうちょっとCPU倍率を上げてみよう

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Cinebench R15 728cb

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i7-3770K OC 4.2GHz(TB 5.02GHz)

i7-3770Kを4.2GHz(TB 5.02GHz)にOCしたら728cbとなった
TBが5GHzを超えるのは怖さと感動さ半分ですね

おじさんだからi7-8086K(TB 5GHzという特別版)を買おうとしたが、TBとは言え今度は自分のi7-3770Kが5GHzを超えてしまった

ちなみにIntel 8086の初期バージョンは5MHzだから1000倍の差ですね(1024倍ではないので悪しからず)

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i7-3770K OC 4.2GHz 100%負荷時の温度

100%負荷時の温度は60度!
また余裕だったとは、このCPUクーラーはいい意味で結構えげつないですね
しかしおじさんは臆病なので今回のOCはここまでとする

Cinebench R15が730cbでも出ったらi3-9100f(660cb)より早いので現役で良いよね

www.cpu-monkey.com

 

まとめ

CPUクーラーを交換して大正解だった
逆に何故今まで交換しなくてせっかくのi7-3770Kを縛りプレイし続けたのは不思議くらい思えた
OC後のベンチはともかく
待機時は30度を切り100%負荷時でも60度までというクーリング効果は絶大で
しかも2000円ちょっとで帰るのでコスパは最高でした